東京変な建物
「東京変な建物」で検索をかけると上位に上がってくる建物があります。
その名も中銀カプセルタワー。黒川紀章さんの設計したカプセル型の住宅で、メタボリズム建築の代表格です。
黒川紀章さん、名前は知っている人は多いのではないでしょうか?港区の国立新美術館も彼の設計ですね。
この中銀カプセルタワーは、直方体のカプセルが鉄筋コンクリート造の2つのタワーに取り付けられた構造で、床面積はおよそ10㎡。カプセルは4つのボルトでタワーに固定されていて、ひとつずつ交換できる仕組みです。
メタボリズム建築といって、新陳代謝するように、パーツを取り替えながら時代に合わせて変化していく、機能を変えながら使用できる住宅を考えていたようです。しかし、実際に交換はできななかったようです。
1972年施工のビルなので、老朽化により来年度には取り壊されるようなので、早く行かないと!と思い行ってきました!
- 住所 東京都銀座8ー16ー10
- 施工年 1972年
- 設計 黒川紀章
新橋から歩くこと5分、まずは歩道橋側から見てみましょう。
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古いけれど、ときめくビルなのはなぜでしょうか?
埼玉県北浦和公園にカプセルが置いてある
このカプセルの中、気になりますね!調べてみると、カプセルの設置している場所があるとの事でした。早速、行ってみましょう。
ここの北浦和公園内にカプセルが設置してあるそうです。
とりあえず探してみましょう。
あ、あれは?
公園の片隅にて発見!
ポツンと置いてありました……
中を覗いてみましょう!まずは丸窓から。
近づいて中を写すとこんな感じ。めちゃくちゃカッコいい!宇宙ステーションって、こんな感じですか?逆側からも見てみましょう!
中のドアは水回りでしょうか。外側は意外と大きくも感じますが、ここで暮らすとなるとミニマムな暮らしになりそうです。
このカプセルには入れませんが、じっくり観察できます。
銀座の中銀カプセルタワーでは写真を撮っている人がちらほらいましたが、この公園では誰もいませんでした。
このカプセルはメタボリズムの未来都市展で展示された後、埼玉県近代美術館に寄贈されました。
プロテクトタイプなので、実物とは少し違うかもしれません。
今この建物が出来ていたら、かなり画期的だったのかなと思います。ミニマリストの方々に絶賛されそう!一度泊まってみたいですね。
ちなみに敷地内の、埼玉県近代美術館は黒川紀章さん設計の美術館です!美術館も一緒に見て回ると、一層楽しめますよ!
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※2022年、中銀カプセルタワーは老朽化により解体になりました。特徴的なビルがまたひとつ無くなるのは、寂しい感じがします。
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