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異色の建築家 梵寿鋼
建築家の梵寿鋼氏。ご存じでしょうか?
「日本のガウディ」とも呼ばれる梵寿鋼氏、独特のクセ強めの雰囲気(褒めてます)を醸し出す建物が私は大好きなのですが、
梵寿鋼氏の建築には、美人彫刻がされているものがシリーズとしてあります。
樹下美人図と言われるモチーフです。一般的に樹下美人図というと、
樹下美人図とは、樹下に美人がたたずむ様を描いた風俗図のこと。中国唐代に盛行し、正倉院蔵の鳥毛立女屏風 (とりげりゅうじょのびょうぶ) もその一例。
goo辞書より引用
梵寿鋼氏は
「大樹は家系図を意味し、樹下にたたずむ女性像は母性を意味します。それ故、樹下美人図は、寿舞を最も適切に、象徴する図像と考えられてきました」
1987年住宅建築6月号
「住まい」を「寿舞」と表現する梵寿鋼氏。
梵寿鋼氏の樹下美人図4部作として、
「EST ESPERANZA 」
「CASA DE TAMPPA」
「POZZO BIANCA」
「PETIT ETANG」
があります。
「CASA DE TAMPPA」が探しても見つからなかったので、それ以外の目を惹く美人と、シリーズ外ですが「La Porta Izumi 」の美人を建築順にを並べてみました。
樹下美人図
Est Esperanza 港区西麻布 1977年竣工
詳しくは【梵寿鋼巡り・エスペランサビルを探しに、西麻布を散歩!】
Pozzo Bianca 埼玉県川口市 1979年竣工
詳しくは【西川口にある梵寿鋼建築を訪ねてみた!】
Petit Etang 豊島区池袋 1986年竣工
[女神が見おろす池袋の建物「PETIT ETANG」にいざ参る!]
La Porta Izumi 杉並区 1990年竣工
【代田橋の梵寿鋼建築「ラポルタ和泉」は金髪女神とペガサスが圧巻のマンションだった!】
引きで見ると、こんな感じ。
だんだんと進化していますね。私的にはプチエタンの美人が結構好きだったりします。
なめらかな曲線が美しいです。
コンクリート打ちっぱなし彫刻はダイナミックで、迫力感満載!
東京近郊で見られる職人技!
ぜひ足を運んでみてはいかかでしょうか?
ちなみに東京の建築巡りをしていて思うのですが、東京は実際に歩くと、坂が多い!そして物件は駅から遠いところも!
日焼けの恐怖に怯えながら、グーグルマップを見ての探索は結構しんどいです。
日焼け止めと、動きやすい服装とスポーツシューズでの探索をお奨めします。
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